【依頼内容】ご依頼いただいたのは石巻市にお住まいのお客様です。「家が古くなり、分電盤の点検と交換を考えている」「新しくできた部屋で過ごしたいが、夏に向けてエアコンを設置する専用コンセントがない」という二つの課題を解決したいとのご要望でした。石巻市内には、築年数が経った住宅も多く、分電盤の経年劣化によるトラブルや、現在の家電の消費電力に対応できないといった問題は少なくありません。私たちは、安全性の確保と快適な生活環境の構築を目標に、最適な分電盤工事とエアコン工事をご提案しました。
住宅の安全性を根本から見直す分電盤取替工事
まず、老朽化した分電盤の交換作業を行いました。分電盤は、家全体の電気を管理し、漏電や使いすぎから住まいを守る重要な設備です。古い分電盤を最新のものに取り替えることで、電気火災などのリスクを大幅に軽減し、より安心してお過ごしいただけるようになります。今回の分電盤工事では、今後の電力需要の増加にも対応できるよう、余裕をもった容量選定を行いました。安全性が向上することで、お客様の暮らしの基盤がより強固なものになります。
石巻市の気候に合わせたエアコン新設と専用回路の増設
次に、新しいお部屋へのエアコン工事です。夏の暑さや冬の寒さが厳しい石巻市の気候において、エアコンは欠かせない設備です。現在の高性能なエアコンを安全かつ最大限に活かすためには、必ず「専用回路」の設置が必要です。専用回路とは、分電盤からそのエアコンのためだけに電気を供給する独立した配線のことで、これにより電圧の低下やブレーカー落ちを防ぎます。
今回は、分電盤からの距離を考慮しつつ、お客様のお部屋の美観を損なわないルートで新規の配線を引き込み、専用コンセントを設置する電気工事(専用回路増設工事)を実施しました。
美観と安全を両立させる配線処理の工夫
配線作業において、分電盤からエアコン設置場所まで配線を引き回す際、どうしても露出してしまう箇所が生じます。石巻市の戸建て住宅では、外壁や内装に合わせた配慮が求められます。私たちは、この露出部分に対し、お部屋の壁の色と調和する白色の化粧カバー(モール)を用いて、配線を目立たなくする処理を施しました。この丁寧な仕上げが、見た目の良さを保ちながら、配線を保護する役割も果たします。
取り付けが完了した新品のエアコン。これで季節を問わず快適に過ごせます。


















